ゴミ屋敷解決に向けての過程7【精神科通院4回目&カウンセリング2回目】
今日、精神科とカウンセリングへ母と行ってきた。
まず、精神科の先生と。
先生「最近どうですか」
母「物忘れがすごくて・・・」
母は、通帳を無くしてしまったらしく、そこにあると思った場所に無く、どこを探しても無く、
通帳の使用を止めてもらう手続きやらで、大騒動パニックになったことを先生に伝えた。
結果、通帳は何処かの店に忘れていたらしく、出てきたらしいが、
それが、母にとっては自分は物忘れが激しくなったと捉えたのだろう。(神経症によくある)
一応先生は、「物忘れは今までおっしゃっていなかったので、一度検査をしてみましょうか」
ということで、認知症の検査をやってみたところ、
母は満点で、全く認知症の気配はないとの結果だった。
それは、まず安心した。
それから、もう60歳過ぎているので色々な病気が出てきたらしい。
高血圧や糖尿病、あともう一つは忘れたが、いわゆる生活習慣病だと思う。
それに対する、薬を飲んだり、気をもんだり、対応やらが
現在の母の中ではいっぱいになっているようだ。
しかし、それ以外に関しては意外に落ち着いている様子。
ペン字教室の生徒集めもうまくいったようだし、
問題だった父との関係も文句を言いながらもまあまあうまく行っているようだ。(父もだいぶ気を遣っているだろう)
私から先生には、「前回のブログ(ゴミ屋敷解決に向けての過程6)」で書いた内容を伝えた。
おおまかには
母には毎日午後3時から30分だけ片付けをルーティンにする、30分経ったら片付けをやめることを決めた。
やってみた結果を次回の通院のときに先生に報告する。
そして、もし出来なかったことがあれば、次回通院のときに先生に相談しようと決めた。
という内容だ。
それに対しての母だが、上の内容で最初はやっていたが、
先に書いた通帳事件があってからは、片付けルーティンが出来なくなってしまったらしい。
私→先生「母は、毎日片付けをする時間をどれくらいする?と聞いたら、2時間と答えたんです。」
先生「2時間!それは頑張りすぎですね。5分か10分でもいいです」
私「でも母は、それくらいしないと片付かないと思っているようです」
母「調子が良いときは、どんどん片付けが進んでいくんですが・・・・」
先生「出来ると思っても、時間が来たら辞めた方がいいですよ。タイマーを掛けてもいいかもしれないですね」
母「は〜辞めたほうがいいんですね・・・」(ここは母にとって目からウロコ部分だったのだろう。私も言ったのだけど、先生から言われた方が響いたようだ。)
先生「あと、出来た日はシールを貼って、達成したらご褒美も用意した方がいいですね」
私「ほ〜、なるほど〜(合点)」
前にも書いたが、まさに!
「ゴミ屋敷片付けが出来るようになる過程」と「7歳の娘の勉強が自立できるようになる過程」は同じだ。
7歳の娘には、今現在、勉強を習慣化させるために、「勉強集中出来た日にシールを貼る」のを実践中だ。
大切なのは、「出来た!の可視化」だと思う。
そして、「する為の原動力」としてご褒美が必要なのだと思う。
ちなみに、後のカウンセリングでもう一つ大切なことが解った。
「どこから片付けするか」も大事のようだ。
実際母は、どこからどう片付けしたら良いかも解らないらしい。
カウンセラー「どこから掃除したいと思いますか?」
母「う〜ん、洗面所かな〜」
と、いうことで、早速これらのことから新しいプロジェクトでやってみようと思う。
母にはネガティブな話では無いのだから、今週中にご褒美どんなものが良いが考えといて〜とフランクに課題を出してみた。
そして、「目的」(目標)を見失わないように、
シール帳を私が作ってみようと思う。
目的は、まず「3時になったら洗面所の片付けをする。」
ただそれだけだ。
思い返してみると、母が発達障害かもしれないと言っていた初期は、
「まず、洗面所から片付けしよう」と私は提案した。
母は頑張ったものの、全然うまく行かなかったのだ。
それは、母は「やる気がなかなか起こらない」とは言っていたが、
それだけでなく「片付けをする、無理のない生活習慣が無い」も重要だったのだろう。
と、いうことで現在のゴミ屋敷解決に向けてのプロジェクトは以下のようだ。
- 母には毎日午後3時から10分だけ片付けをルーティンにする、10分経ったら片付けをやめる。
- このときタイマーを使う。(7歳の娘が使っているタイマー、「とき・サポ」を使おうと思う。)
- 出来た日はシールを貼る。出来ない日があっても良い。
- ご褒美を作る。
- やってみた結果を次回の通院のときに先生に報告する。
- そして、もし出来なかったことがあれば、次回通院のときに先生に相談する。
ちなみにカウンセラーだが、今回で一旦終わりにした。
先生の判断で、カウンセリングは無くても良いということで、
母もカウンセリング無くても良いという判断だ。
ということで、今回のカウンセリングは私も積極的に話を振ってみた。
父との関係はどんな感じなのか。カウンセラーがいる場所で聞いてみたかったからだ。
結果、母は父に対する「愚痴」をカウンセラーに思う存分に言った結果・・・・
母「まあ、何処の家でもそんな感じなのかな〜、よく、テレビとかでも、旦那の不満話はよくあるし・・」
(私の心の声)あ〜、待ってました!!!!その境地にやっと行けたか・・・
父と母の仲が解消されたのは良かった。
ちなみに一つ、母の考えで謎な点がある。
ある程度、母の「心の重荷」が降りたので、
病院の後の喫茶店で病理である神経質について話してみた。
直ぐに母が納得できるとは思ってはいないが、いつか気が付くときに備えて、
「目的」を失っていることを伝えた。
母は、もちろん納得はしていない。
私は、片付けをする目的は「部屋を綺麗にする」だと思うが、
母に聞いてみると、片付けをする目的は「より良い生活をする」だそうだ。
言っていることは間違ってはいない。
私「片付けが出来ないのに、より良い生活は目標が高すぎる。「出来ない」ことを目的にすると、出来ないのにやってもうまくいかない」
と伝えると、
母「昔は出来たのにな。」
私「?!昔って、いつから片付けができなくなったの?」
母「う〜ん、子供が生まれてからかな。昔はお金が無くて困ったから。」
母には当初から、この「結婚当時、お金に困っていた」というのを聞いていた。
私の予想では、おそらくお金が無かったから、母はモノを捨てないで置いていたが、
無頓着な父が捨ててしまっていたからだと思うのだが、、、、
捨てられない理由としてここには、もっと何かあるような気がする。
ちなみに私は「お金に困っていて、捨てられないのはわかるけど、今お金に困っているの?」と母に聞くと、
母「困っては無いんだけどなあ〜・・・」
という答えだった。
ここに何か、ある気がする。
便利なタイマーとき・サポの紹介もしておきます↓