母のゴミ屋敷解決に向けての過程3【カウンセリングキャンセルと事件とその後】
初めに
【ゴミ屋敷を解決する上での我が家の過去の過程です。この「ゴミ屋敷解決に向けての過程3」の記事は今思えばゴミ屋敷問題の本質から外れています。
現在思うことは、この辺での問題の本質は、家族による受容、本人のうつ状態の解消が大切です。(本人の重荷を下ろすことです)ゴミ屋敷解決に向けての過程を1〜是非ご覧ください。】
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母がカウンセリングを受けるというまさにその朝、事件が起こった。
母が、腎盂腎炎で救急車で運ばれたのだ。
私は離れたところに住んでいるので、母は父に頼った。
その日、母には電話は掛からないわで、私は心配したが、
どうやら熱は40度も出ており電話にも出る余裕が無いくらいだったらしい。
母が電話に出ないことが私自身が不安になっていた。
今までの経験で、機嫌が悪くなった母は電話に出ない、連絡が全くつかないことが多々あった。
その経験のせいで母が電話に出ないことが私にとって恐怖であることを理解しているので、
自分を見失わないように気をつけた。
電話が出ない時は、きっと出られない理由があるんだろうと思ってあまり不安にならないように気をつけていたが、、、、
やはりその通りだったようだ。
まさに、自分の不安になる部分を知っておく、
自分は、自分が冷静になれず、不安になりやすいタイプであるというのをわかっておくのは、問題を避ける為には大事な事だと感じた。
ちなみに母に対してだが、私を信頼をしてくれているので、最近は話をしやすいと感じている。
母も、不安、依存型の傾向があるので、こちらが母の話を聞こうとすれば、相手の話を理解しようと耳を傾けてくれるタイプである。
そういう意味では、母には、母という人物はこう言うふうな人間であると伝えておいた。
お母さんの怒る傾向は、少しでも愛がないとお母さんの中で感じた時にその気持ちをどんどん増大させてしまう傾向があるよ。
主には、不満があっても、それを自分の中で増大させてから伝えるから本来の不満と違うことを言ってしまう事がある。(例えば昔の話を持ち出したりとかなのだがそれは母には伝えていない。母は心当たりがあるのだろうからうなずいていた)
(ちなみに愛とは何か。→相手の言葉に耳を傾けようとすること、包み隠さず共有すること、避難せずに話すこと、文句を言わず楽しむこと、惜しみなく与えること。主にお母さんは、耳を傾けようとすることに敏感だと思う。
愛とは何か。→検索するとわかりやすいサイトがいっぱい出てきます。
私からみると、父にも不安要素があると思う。
そもそも、お互いに、それぞれの不安になる要素があるから、夫婦の意見が一致しないのだと考えた方がいい。
そして、不満に感じている全く部分がずれているので、相手が悪いと思う。
客観的に見るとお互い様だ。
そう、前までは片付けが出来無い母に問題が有ると思っていたが、
今は父の方にも、大いに問題が有ると感じている。
いや、、、問題と言う言い方が悪いかもしれない。
これは、どちらが悪いと言う問題では無く、
どう折衷案を出して行けるかなのだが、
もはや、お互いに聴く耳を持てなくなってしまうと、
問題になってしまうのか、、時間が掛かりそうだ。。。
ちなみに安定した夫婦は、お互いに心を受け入れ合うことが出来ているか、
片方が上手に受け入れることが出来る安定した人でないと
夫婦うまくいかないものだろう。
ちなみに安定した人の解りやすいキャラクターが、
もののけ姫の「アシタカ」だと私は思う。
アシタカはどんな人の心をも受け入れることができる器の広さを感じられる。
ただ優しいと言うのでは無い。
タタラ場の生き生きとした人達や弱い者を理解しタタラ場を栄えさせようと頑張るエボシと
シシ神の森と生き物を護ろうと獣に成りきったもののけ姫に対して
それぞれの立場を否定もせず、放置もせず「共に生きるすべは無いのか」と問える勇気。
そして、シシ神を失い、心理的に限界状態になり自分が人間で有ることに気がついたもののけ姫に対して、愛を与えられる優しさ。
ただ、このアシタカレベルはかなりの精神力の持ち主で、幼少期からの教育が必要だと思う。
ついでに、もののけ姫の中で一番の精神力の持ち主は、「モロ」だと私は思う・・・声優を三輪さんにしたのもなんとなく理解る気がする。
ただ悩んでしまった人は、アシタカのような安定した感情を目標にするより、
不安定、または逃げようとする自分自身を考え、見つめ、受け入れる、
不安定になっている自分を観ることできる事が大事だと思う。
なぜなら、子供ならまだしも、大人になってからは治すのが難しそうだ。
この安定した感情というのは、幼少期の愛着の面で大きな影響があるらしく、
幼少期の環境が与える影響は、驚くくらいに大人になって影響している。
母に、父から母を見た時にどう見えるかは伝わった。
次にしなければいけないと感じているのは、母からみると父はどう見えるかを伝えなければいけないと思うが、
実は母に理解してもらうより父に理解してもらう方が大変だと思っている。
父自身が、自分自身に不安要素が有ることに気がついていないからだ。
父は、自分も変わらなければ解決しないという事には気がついているようだが。
「母の言うことに耳を傾ける。」というアドバイスしか響いていないようだ。
私が父の心理的な状況や母の気持ちを言うと責められていると感じているらしい。。
なるほど。
こちらは丁寧に説明しているつもりだが、これは全く意味が無く、
次は父が追いやられるという負のスパイラルに向かってしまう。
それは私自身が父に耳を傾けることが出来ていない証拠なんだと思う・・・
次は、父への理解しようとする努力が出来ていない証拠でもある。。。
やはり、父にはいつか悟ってもらうしかない。。
(次は父へのソクラテス問答法か。)
父にとって、これからいつ夫婦のいさかいが出た時に、
お互いが、「自分の恐怖の部分」「相手の恐怖の部分」に気づいて、客観的に観ることが出来るようになることが問題解決に繋がるはずなのだが、
どれだけこれを説明しようが、自分の不安を理解して欲しいと伝えてみるがこの部分は受け入れてくれないどころか聴いてもいない。
それは、私のやり方が強引だからなのはわかっている。
まさに人間としての当たり前の反応をみんながしているという、むしろ面白いなあと思っている。
父は、回避性、しかも強迫性パーソナリティーだと思う。
ただ、頭は柔軟な方だと思う。だからか、仕事はかなり上手くいっている方だ。
責任感は強く、正義感があり、自分の考えていることが正しく、仕事にも成功していて自信があり、頭も良く、論理的なのは良い所でもある反面、
母の考えを理解しようと努力するのは難しそうだ。
母の自由を奪っていることに気が付いていない。
ただ、父方の祖父がかなり厳格で人間の上下を気にする人だったこともあり、父の幼少期は父への主体性は無かったと想定されると、
父にとっての安全地帯は自分自身のみであり、自分の周りにとりでを築いてしまった為に、家族さえも手を差し伸べることも有りえない、
責任感の塊になっているのだろうと考えている。
それがゆえに、父は面倒なことが合った場合、自分の責任にすることで不安から逃避しているようだ。
逆にいうと、自分の責任下でないことが物凄く不安であるようだ。
なので、母の問題が自分で解決しようと出来ないこと、片付けが進むか解らないこと(自分で出来ないからだろう)に父は物凄く不安を感じている。
父には、「どうしてそう思うのかという母への尊重の質問」は簡単には出来ないと思う。
父には、どうしてこれをするのかよりも、「これをするのが正しい」しか見えていないからだ。
かろうじて出来たとしても、父にとっては、気持ちの良いものではなく、自分の意思を押さえつけただけのしんどいものになる。
とにかく、今は父の方にも話を聞いてあげる努力が必要なようだ。
結局、家族内カウンセリングは難問だ。私自身も心が疲れる。
とりあえずキャンセルした次回のカウンセリングの予約はとれた。
このカウンセリングで、思いっきり父への思いを語って発散して欲しいと思う。
今の治療の状況としては、
結局、薬(SSRI)は、母が使ってみると食欲が急激になくなり、吐き気もする、
外へ行くのも億劫になるようなので、
入院と同時に薬は辞めた。
先生が言っていた通り、薬はあまり効果がないようだ。
なので先生が一番オススメしていた、
心理士による訪問介護(訪問カウンセラー)をお願いしようと思っている。
母がそれに納得出来るように、次回の診療では先生に説明を聞いてみたいと思う。